ブックフェア2011
去る7月上旬に第18回東京国際ブックフェアが東京ビックサイトで行われました。
遅ればせながら、今回はその時の見学レポートを書こうと思います。
全体的な印象として、昨年に増して電子書籍に各企業は力を入れていました。
iPhoneだけでなく、Android関連のPRも散見されるようになっていたのが、
今年の注目点でしょう。
ブックフェアの上のフロアで開催していた教育ITソリューションEXPOでも
Android関連の講演をやっていました。その講演の話では近いうちにiPhoneを
抜く勢いらしいです。本題はAndroidでの講義の配信、受講、成績管理システムの
提案でした。かなり完成度の高い提案していたのが、印象的でした。
各企業のブースで目ぼしい所をピックアップすると、
●インプレス社
新たにAndroid向け雑誌を創刊したとプレゼンしていました。
アプリをダウンロードするサイトが煩雑なのでQRコードを誌面につけたと
説明していたのがユニークな所でしょうか。若干ながら本末転倒(?)な気がしました。
●Visual Processing Japan社
この会社のプレゼンは相変わらずテキパキしていて聴いていて気持ち良いです。
私が立ち寄った時はInDesignを使った動画付きのカタログ製作フローについて
説明していました。やはりレイヤーの使いこなし方は必須のようです。
●廣済堂社
「時刻表復刻版アプリの楽しみ方」と称して国鉄時代の時刻表をテーマにして
プレゼンしていました。メインの列車ダイヤの部分だけでなく、当時の広告も
再現されており、当時の世情や、流行がイメージできて興味深かったです。
単なる鉄道マニア的な面白さだけでなく、文化的な価値のあるアプリに
仕上がっていたように思いました。
●東芝社
教育ITソリューションEXPOにて学校向けタブレットPCの紹介をしていました。
プレゼンと並行してタッチパネル上の地図をマークしたりエリアを選択させるなどの
実演を見学者にさせていました。コミュニケーションを高めるには音声認識機能が
あると良いと思いました。
●Adobe社
CS5.5の新機能を紹介していました。パノラマ機能では前後左右上下6画像配置するだけで
3次元イメージを実現させる事ができると説明していました。それとEPUB3.0に対応している
事をアピールしていました。ようやく縦書き、ルビが電子書籍でも使用可能になる様子。
今回のブックフェアを振り返ってみると、様々な企業が電子書籍化に取り組んで
どこと連携しようか等について試行錯誤が見られました。ただ、どうやって儲けるか
(ユーザに課金、というよりもいかにして面倒がらずにお金を払ってもらうか)を
真剣に提案している所がまだ少ない気がしました。かたや個性的なコンテンツを持った
中堅・中小クラスの出版社では電子書籍どこ吹く風という感じでひたすら紙の書籍を
営々とアピールしていたのも印象的でした。個人的には従来型の紙の書籍の手軽さも
捨て難いと思っているので、孤軍奮闘(?)している出版社を応援する為にも興味のある
本はなるべく購入して読もうという所存です。ひいては業界全体が少しでもいいから
儲かるようになれば良いと願うばかりです。
仕様書のないプログラム
他のメンバーから引き継いだプログラム(の一部分)に仕様書がなく、内容から推測して書き換えを行ったりしていたのですが、最後の最後にどうしてもバグが取れない状況に。
仕様書などとぜいたくは言わないので、殴り書きでもいいのでメモが残っているとうれしかったのですが……メモ自体が行われていなかったりすると、もはやどこにもとっかかりがありません。
わりとお手上げです。
……ただ、お客様の方に「このあたりは未着手です」「この箇所で行き詰まりそうです」「やっぱり行き詰まりました」「行き詰まったまま進めません」などと、あらかじめアナウンスしておいたのがよかったのか、最後の最後で助けていただけました。
自分は仕様書やら資料やらを過剰なまでに作成するタチで、そのおかげで難を逃れたことも数知れず。
仕様書や内容をまとめたメモぐらいのものは、ぜひ作っておくべきだと思います。ハイ。
5Fの片隅で…
ネットワークケーブルとともに
のびのびになっている観葉植物ポトスたち。
実は社歴も長く10年以上の代物です。
部内へ少しばかりの癒しと空気清浄に努めつつ、
週一回の水道水のみで黙々と成長しています。
適度な長さになるとカットされ、空き瓶で水栽培。
あちこち飾られたり、お嫁入りしたりもします。
他にもベンジャミン、モンステラ、オリヅルラン、
アイビーたちもおりますが今日のところはこのへんで…。(U)
BeforeAfter カスタマイズ&個人使用版のお知らせ
暑中お見舞い申し上げます
暑い日が続いていましたが、ここ数日はやや抑え気味の暑さかなとも思いつつ、
まだ8月がありますから、先は長いですね。
さて、弊社のPDF比較検版サーバ、『BeforeAfter』については何度かご紹介させて頂いておりますが、最近は社内作業フローに合わせた形で使用したいとのご要望から、カスタマイズのご相談も多くなっております。
「機能的には大体ニーズとあっているものの、あとちょっと、○○があれば現場的にもいいんだけど……」
「○○といった機能はないのか?」
「作業フローに組込みたいけど、機能的にどうなんだろう?」
やはり、パッケージ製品だと、導入を検討しても「あとちょっと・・・」の部分で断念することも多々あるかと思います。
やはり、導入するからには現場のニーズに合っていることが第一になってきますので、そこは重要です。
導入する製品に合わせて現場のフローを変えるという方法もありますが、やはり現場の負荷を考えるとそれはできるだけ避けたいですね。……ということで、ご相談を頂きます。
お客様から作業フローや課題点等のお話しをお伺いして、その「あとちょっと・・・」の部分をどう解決するか?
BeforeAfterのカスタマイズ、若干の機能追加、BeforeAfterはそのままで、ワークフローの中で足りない部分をちょっとだけ開発……など。
お客様のご相談内容に合わせて解決策をご提案させて頂いております。
更に、BeforeAfter個人使用版もできました。
サーバー版は今まで同様、ネットワーク内での複数使用が出来ますが、個人試用版はインストールした端末でのご使用となります。
サーバー版のように比較用のファイルを入れると自動起動……ではありませんが、ご使用になる方が限定されている場合や、個人でお仕事をされている方にも最適となっております。勿論、その分、価格も抑えております。
価格は
サーバー版 ¥250,000円(税抜)
個人試用版 ¥ 50,000円(税抜)
(Mac OSX10.5以降、インターネットに接続していること)
BeforeAfetrの機能について聞きたい、自社のワークフローで使えるか相談したい、
実際の結果を見てみたい。デモをしてほしい。
⇒ぜひ、お問合せ下さい。弊社担当がお話をお伺いさせて頂きます。
また、試しに使ってみたい、デモ的に使ってみたい
⇒評価版、デモ版をご用意しております。
※「デモ版」に関しましては、個人使用版のみとなりますが、CTEのダウンロードサイトからダウンロード可能です。
(結果の一部白表示といった使用制限がございます)
URL:https://www.web-cte.co.jp/tools/
※BeforeAfterについてのお問合せ、評価版のお申込みは弊社営業(03-5689-4165)
もしくは、下記からどうぞ。
URL:https://www.web-cte.co.jp/contact/index.html
お問合せ、評価版のお申込み、ご相談等、お気軽にご連絡下さい。
(S)
InDesigh JavaScriptのプログレスバーをAppleScriptで呼び出す
InDesignのSDKに、ScriptUIの箇所で、プログレスバーのJavaScriptサンプルがあります。これをAppleScriptでルーチン化してみました。下記の参考スクリプトは新規ドキュメントを作り、100ページ新規追加していきます。
こちらのサンプルムービーで、処理状況をご覧いただけます。
参考スクリプト
tell application “Adobe InDesign CS4″
activate
my doProgressBar() –スクリプトバー初期化
–ドキュメント作成
set myDocument to make document
my doProgressBarOpen(100) –スクリプトバーOpen
repeat with myCounter from 1 to 100
my doProgressBarRoop(myCounter) –スクリプトバーRoop
–ページ追加
tell myDocument to make page
end repeat
my doProgressBarClose() –スクリプトバーClose
delay 1
–保存しないで閉じる
close myDocument saving no
end tell
on doProgressBar()
set myJavaScript to ”
#targetengine \”session\”;
var myMaximumValue = 300;
var myProgressBarWidth = 300;
var myIncrement = myMaximumValue/myProgressBarWidth;
myCreateProgressPanel(myMaximumValue, myProgressBarWidth);
function myCreateProgressPanel(myMaximumValue, myProgressBarWidth){
myProgressPanel = new Window(‘window’, ‘myProgressBar’);
with(myProgressPanel){
myProgressPanel.myProgressBar = add(‘progressbar’, [12, 12,myProgressBarWidth, 24], 0, myMaximumValue);
}
}”
my doJavaScript(myJavaScript)
end doProgressBar
on doProgressBarOpen(maxValue)
set myJavaScript to ”
#targetengine \”session\”;
myCreateProgressPanel(” & maxValue & “, 300);
myProgressPanel.show();”
my doJavaScript(myJavaScript)
end doProgressBarOpen
on doProgressBarRoop(myCounter)
set myJavaScript to ”
#targetengine \”session\”;
myProgressPanel.myProgressBar.value = ” & myCounter & “/myIncrement;”
my doJavaScript(myJavaScript)
end doProgressBarRoop
on doProgressBarClose()
set myJavaScript to ”
#targetengine \”session\”;
myProgressPanel.myProgressBar.value = 0;
myProgressPanel.hide();”
my doJavaScript(myJavaScript)
end doProgressBarClose
on doJavaScript(theScript)
tell application “Adobe InDesign CS4″
do script theScript language javascript
end tell
end doJavaScript
モトヤコラボレーションフェア2011
先週末、アキバ・スクエアにて開催されました
「モトヤコラボレーションフェア2011」
弊社ブースへお立寄り頂き、誠にありがとうございました。
弊社開発商品、PDF比較検版サーバアプリケーション
「BeforeAfter」を中心にご説明させて頂きましたが、
興味を持って頂いた企業様へは、期間限定ですが
機能制限ナシでお使い頂ける「評価版」CD-ROMをお渡しいたしました。
(「デモ版」に関しまして、CTEのダウンロードサイトから
常時DL可能ですが、一部白表示/個人のみの使用制限があります)
展示会は終了致しましたが「評価版」のご使用につきましては
ご購入を検討して頂けるお客様でしたら随時準備させて頂きます。
「資料をみたい!」「説明をきいてみたい」「こんな事できる?」
…など小さな事でもぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。(U)
日付と時刻を取得するマクロ関数
Office2010に替えてから、昔つくったエクセル2003のマクロが使っているうちにコンパイルエラーを起こすようになった。2003以前と2007以降ではオブジェクトモデルが大幅に変更されたらしいので、廃止された関数とかは書き直さなくてはいけない。今回は日付と時刻を取得する関数がエラーになっていたので同じような関数に置き換えた。内容をメモしておく。
Date関数・Time関数→Now関数に書き換え
Year関数・Month関数・Day関数・Hour関数・Minute関数→DatePart関数に書き換え
これでコンパイルエラーは出なくなった。稼働テストをしても問題ないみたいなので、とりあえず終了。かなり昔に作ったものなので、エラー部分以外にも書き直したいと思う部分があったりするので、コード全体の見直しも必要かもしれない。
【InDesignCS4】スクリプト2件ご紹介
Inomotoです.今日は,InDesign CS4向けのAppleScriptを2つ紹介します.
段落のtext style rangeを正しく取得
InDesignCS4での不具合を発見しました.AppleScriptで,段落内のtext style rangeを取得しようとすると,次の段落の頭の方まで段落内と認識されてしまうという現象です.
text style rangeのparentを再起的に取得していくと,paragraphではくstoryに行き着くので,おそらくそのあたりが関係しているのではないかと思われます.
正しく段落内のみのtext style rangeを取得するようスクリプトを作成しました.paragraphと,text frame内のtext 1のobject referenceを渡すとtext style rangeのリストを返します.
あまり多くの条件でテストしていないので,エラーが出たりするケースがあると思います.そのときはコメントなどいただけると幸いです.
スクリプト名:段落のtext style rangeを正しく取得.scpt |
tell application “Adobe InDesign CS4″ activate tell document 1 tell text frame 1 set tgtTxt to object reference of text 1 –text frame内のtext全て set allParas to object reference of every paragraph repeat with aPara in allParas set tStyleRanges to getStyleRanges(aPara, tgtTxt) of me repeat with aRange in tStyleRanges select aRange delay 0.5 end repeat display dialog “paragraph end” giving up after 1 end repeat end tell end tell end tell –段落のtext style rangeを正しく取得 |
▼新規書類にペースト ▼カーソル位置にペースト ▼ドキュメント末尾にペースト |
ライブラリからアンカーオブジェクトを配置
あらかじめライブラリにassetを登録しておき,このスクリプトを実行すると,指定の場所にアンカーオブジェクトとしてassetを配置します.
このサンプルでは1ページ目の最前面のtext frameの一番始めのinsertion pointに配置します.
スクリプト名:ライブラリからアンカーオブジェクトを配置.scpt |
set assetName to “xxxx” –ここにassetの名前を入れる
tell application “Adobe InDesign CS4″ –————————————– –————————————– |
▼新規書類にペースト ▼カーソル位置にペースト ▼ドキュメント末尾にペースト |
ペアプログラミング
koisoです。4ヶ月ぶりの投稿です。今回はソフトウェアの開発手法の
1形態であるペアプログラミングを紹介したいと思います。
ペアプログラミングとは、1人が1台のPCを占有して開発を行う従来の
方法と異なり、2人で1台のPCを使用して互いの知見を持ち寄って
開発を進めるという比較的新しい手法です。
ペアプログラミングで開発を行うとどのようなメリットがあるのでしょうか?
一見すると1台のPCで2人が作業をするというのは何だか非効率な
イメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、意外と生産的な
作業ができるのです。これは私自身がペアプログラミングを実際に
某情報誌製作会社で開発をした経験から言えると思います。
特に、作業者2人のうち一方がプログラムの仕様を熟知しており、
もう一方に対して説明を交えながら開発を行う、といった状況では
大変効率的に情報共有が進みます。ひいては作業自体もスムーズに進みます。
また、一定時間2人で顔を突き合わせて作業をしていると
適度に緊張感を保つ事が出来るため、短い時間でありながら密度の濃い
仕事が可能になります。よって、だらだらと作業をして残業時間が増える、
なんて事も避けられます。
但し、限られた人員で作業をこなさなければならない状況では
この開発手法は作業スピードを落とすことになるかもしれません。
ある程度マンパワーに余裕がある状況でないとペアプログラミングは
有効に機能しない所が難点である、と言えます。
ルビクラウドサービス GWのお知らせ
たくさんのお客様にご愛顧して頂いております
自動ルビふりサービス「ルビクラウド」のお知らせです。
誠に勝手ながら、2011年4月29日(金)〜2011年 5月8日(日)まで
お申し込み、サポート、体験版の配布につきましてお休みさせて頂きます。
新規ご契約、継続のご検討をされている方がいらっしゃいましたら、
4/28(木)サポート対応時間までにご連絡頂ければ幸いです。
GW期間中にご連絡を頂いたものに関しましては、
2011年5月9日(月)より、順次ご返答およびご対応させて頂きます。
ご迷惑をおかけしますがどうぞよろしくお願いいたします。(U)
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